クリケットの戦略は先攻と後攻で大きく変わってきますが、ゼロワンと違うのは「先攻が有利なのは少しだけ」という点です。ですが、クリケットで先攻になるということはゼロワンで負けてしまっている可能性が高いので、ある意味不利なのかもしれません。

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肝心の戦略ですが、まずは自分が先攻の場合です。

クリケットのルールは「相手より点数が上回ってる状態で6つのクリケットナンバーとブルの全てをオープン(もしくはクローズ)すること」です。なので先攻の基本は、最初のラウンドで20をオープンして加点することにあります(T20-T20-T20)

もっともT20×3=TON80なので、成功するのはトッププロプレイヤーぐらいでしょう。現実的な話をすると、「S20-S20-T20=40」ぐらいが理想的ではないかと思われますし、20をオープンできない可能性だって十分ありえます。それでも最低S20-S20-S20のように、シングルに3本は入れられるようにしておきましょう。上手く行けばT20にキャッチで入ることもあります。レベルが同じような相手であれば、20のオープンはそれだけで十分プレッシャーを与えることが出来ます。

相手も練習を積んできているはずなので、19をオープンしてくるでしょう。もしかしたら20よりも狙いやすと思われる19に「T19-T19-T19=171」を先制してくるかもしれませんが、可能性としてはほぼ皆無でしょう。同じようなレベルであれば「S19-T19-S19=38」ぐらいが現実的でしょうか。こうなると先攻は40点でしたので2点リードして次のラウンドに入ることが出来ます。先攻はここでいくつかの選択肢があることに気が付きます。

  1. リードを広げるために20に3本。
  2. リードはキープしたいので20に1本、相手の追撃を封じたいので19のクローズ狙いに2本。
  3. 相手にプレッシャーを与えるために18か17のオープン狙い。
  4. 最後のまくりに備えてブルをオープン。
  5. T18-T17-T16狙い(WHITE HORSE)で相手を追い詰める。

こんなところでしょうか。

ほとんどの人は1か2を、手の早い人なら3を、世界的なプロプレイヤーなら5を選ぶような感じではないかと思います。実際に何度かプレイしても、4のようにブルを先にオープンしに来るような人はいないのではないでしょうか。なぜならブルをオープンするには最低2発(SBULL-DBULL)が必要だからです。それならば1発でオープンできるクリケットナンバーを狙ってプレッシャーを与えるほうが、のちの展開的にも優位に運ぶことが出来そうです。

ここまではクリケットの序盤の攻防ですが、すでに先攻には多くの攻め手(迷い?)が出てきます。
自分の実力と調子・相手のレベルと調子と相談して、次の一手を決めることになると思いますが、クリケットの戦術は「相手よりも先に、相手の嫌がる手を打て」です。それはほとんどの場合「下段のクリケットナンバー(19.17.16.15)の最短オープンorクローズ」だと思います。

練習しているうちに分かってくることなのですが、20や18よりも19や17の方が狙いやすいと思います。
上段へはダーツを上へ投じなければいけません。日本人の平均身長が175cmぐらいだとすると、目線の高さ=ブルの高さ程度なので、T20やT18へは重力に逆らったスローになり、余分な力を必要とします。

ならば19や17はどうでしょうか。
放たれたダーツは重力に従って下へ落ちようとします。しかもブルへ投げる時よりもほんの少しだけ距離も短くなっているので、軽く投げてもトリプルに入る可能性が高くなります。それを見越して、先に下段のクリケットナンバーをクローズしておくのがいいのかもしれません。ただし、1投外すごとに後攻に逆転のチャンスを与えてしまうことになるので、そこは自分のリードと相談して加点重視に切り替えることも考えましょう。

次は後攻の場合です

クリケットのルール上、後攻であっても技術と攻め方があれば逆転が普通に起こります。そのためにはまず、先攻のミスを誘発するプレイをしなければなりません。プレッシャーを与えられるプレイとは、相手よりも多くトリプルに入れることです。トリプルに入れることで点差を一気に詰めることが出来ますし、相手には「この人はプレッシャーに強い強敵だ」と思わせることが出来ます。

後攻はほとんどの場合19からオープンしていくことになるでしょう。
先攻が20をオープンする確率が非常に高いため、先攻は常に20狙いでリードを保ち、後攻は常に19で差を詰める…クリケットの序盤は離されては追いかけるの繰り返しです。そんなときに先に仕掛けるタイミングがやってきます。それは狙いを外した時です。

例えば先攻はTON80狙いだったのですが「T20-T20-S20=140」とミスをしてしまった時、後攻は落ち着いて「T19-T19-T19=171」を決めることができれば、点差によっては逆転することもできます。

そして後攻の最大の戦略は「ブルまくり」です。
ブルはS-BULL(1マーク)とD-BULL(2マーク)しかありませんが、最後の最後にとんでもない集中力が発揮されて「DBULL-DBULL-DBULL=150」を出すことができれば、その瞬間だけでも先攻にとんでもないプレッシャーを与えることが出来ます。それによって狙いがブレて先攻が攻めきれず、後攻が逆転勝利することも起こるかもしれません。

 極端な例ではありますが、クリケットにおいては後攻が逆転勝利することは普通にあります。そのためにはまず「先攻よりもリードする」ことが最低条件になります。

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